2021年1月11日月曜日

トラックボールって便利?

みなさんは普段どんなマウスを使っていますか?
最近はスマホやタブレットを使う機会が多いので、マウス自体使うことが減っています。ノートパソコンを使う場合も内蔵のトラックパッドを使う事が多いと思います。
そんな中であえてマウスを使う人はこだわりを持って使っているでしょう。

トラックボールって便利?

基本的マウスの方が便利です。
トラックボールは使いやすい、疲れにくいという記事が多くネット上にありますが、そんなに変わりません。
毎日1日に10時間以上連続で使い続けるようなら、もしかしたらトラックボールの方が疲労が少ないかもしれません。
FPSにハマっていた頃、マウスで10時間くらいプレイしていたときも、めちゃくちゃ手首が痛いとか腱鞘炎になったりはしませんでした。
なので普通に使っているぶんには大差ないと思います。トラックボール独自の操作感に慣れる必要もあるので、疲労を軽減したいからマウスからトラックボールにしたいという人は考え直したほうがいいです。

精密な操作ができる?

半分ホントで半分ウソです。ゆっくりと非常に精密な操作はできます。低感度にしてピクセル単位で作業する場合にはいいでしょう。マウスだと浮かせてからおいたときにブレが起こります。トラックボールは持ち上げて置くという動作が必要ないので、ブレはないです。
ただ、そういった使い方をする人は自分で最適なデバイスを用意していると思います。普通に使うだけなら、ピクセル単位の操作を求められることはないと思います。

狙った場所に素早くカーソルを合わせる用途では使い物になりません。精密な操作ができるからFPSのエイムが良くなると思ってトラックボールを買うのはやめましょう。使っているプロゲーマーがいないので気がつくと思いますが、トラックボールはゲームでは使い物になりません。気をつけましょう。

メンテナンスが必要


トラックボールはメンテナンスをする必要があります。メンテナンスと言っても難しいことはなく1分位でできます。ボールを外してホコリを取り除きます。本体裏側に穴が空いているので、そこから細い棒でボールを押すと外れます。綿棒がおすすめです。ボールを外した後、ボールをメガネ向きなどの柔らかい布で拭きます。綿棒でボールの接点のホコリを取り除きます。
マウスはほとんどメンテナンスフリーですが、トラックボールは使用頻度にもよりますが1週間に1回くらいは掃除する必要があります。
汚れると操作感がかなり変わってしまいます。常に同じ操作感ではないので気持ち悪いです。
徐々に操作感が悪くなっていくので、気が付きにくいですが掃除した後と前では全く操作感が違います。

目的を持って購入しよう

明確な目的を持たないでトラックボールを購入するのは絶対にやめましょう。マウスのほうが便利です。
私がトラックボールを導入した目的は、デスクの上を省スペース化するためです。
マウスパッドって邪魔じゃないですか?マウスパッドを使わない場合でも、マウスの移動させるスペースの確保する必要です。マウスを移動させたときに、キーボードに手が当たるストレスが無くなります。
設置スペースを選ばなく、省スペース化できることにマウスの操作性以上の魅力を感じるならトラックボールは最高のデバイスになるでしょう。

まとめ


デスクの省スペース化したい、ベットやソファで寝転んで使いたいという場合以外ではトラックボールのメリットはそこまで大きくないです。
トラックボールを使うと作業効率が上がったとか、疲労感が減ったとか言うのは嘘ではないかもしれませんが、ほとんどの場合マウスの方が便利なことが多いです。
なので、どうしてもトラックボールを使いたいという人は、期待しないで購入しましょう。
私も初めてトラックボールを購入したとき、全然便利じゃないじゃんと思いました。
慣れるのに1週間くらい掛かりました。最初は全然ドラッグアンドドロップできませんでした。人差し指に力を入れたまま、親指でボールを転がす操作は想像以上に難しいです。
省スペース化のために多少の不自由さを受け入れる覚悟があればオススメです。

2021年1月10日日曜日

Apple製品の中で一番魅力が伝わりにくいモノ Apple Watch

アップル製品の中で一番手を出しにくいのが、Apple Watchだと私は思っています。
まず、iPhoneを持っていないと使えません。この時点でAppleへの信仰心が試されます。Androidユーザーは一切お断りです。
あと、できることがよくわかりません。大体の機能はスマホで使えるのに、わざわざ腕に巻き付けた小さな画面で操作する意味がわかりません。ポケットからスマホを取り出すより若干速いかもしれませんが大差ないです。
そして値段が高いです。

そんなわけで、今まで必要性を一切感じませんでしたが、今回Apple Watchを購入しました。
購入した一番の理由は、コンビニでの支払いでラクしたいからです。Face IDは今の時代には使いづらいです。支払いのためだけにマスクを外すのは面倒です。それだけの理由です。

どのモデルにするか?

現行のApple Watchは大きく分けて3種類あります。一番高いSeries 6、中間のSE、一番安いSeries 3です。
SEとSeries 3は候補から一瞬で外れました。なぜならWatchという名前でありながら時間がわかりません。問題外です。腕時計の最大のメリットである「チラ見で時間が分かる機能」がないなら、スマートウォッチとは何なのか?普通の腕時計以下の存在です。
今までApple Watchを購入しなかった最大の理由でもありました。
というわけでSeries6一択です。

あとは、バリエーションを決めるだけです。

まずは、サイズです。40mmと42mmがあります。ここは完全に好みの問題です。私は40mmにしました。常に身につけるので、小さいほうが邪魔にならなくていいと思いました。どうせコンビニでの支払いメインでしか使わないので。
スマートウォッチとしてガッツリ使いたい人は画面が大きい44mmのほうがいいと思います。

次に、ケース素材です。アルミ、ステンレス、チタンの3種類があります。
ケース素材が違うだけです。価格差はアルミと比べてステンレスは約3万円、チタンは約4万高いです。スマートウォッチとして性能は一緒です。
私はステンレスにしました。
いやいや性能が一緒ならアルミ一択でしょ!と思いますが、ステンレスかチタンがオススメです。
ステンレスとチタンのApple Watchはサファイヤガラスを採用しています。サファイヤガラスは高級腕時計にも採用されていてキズがほとんどつきません。
「キズをつけたくなかったらフィルムを貼ったり、ケースをつければいいじゃん」と思うでしょう。しかし、普通の腕時計にフィルムを貼ったりケースをつけたりしますか?100万円以上する腕時計でもそんなことをしている人はいませんよね。
なので、私もApple Watchにそんな余計なものを付けたくないです。
ステンレスとチタンとの違いはケースがピカピカしているかどうかです。ピカピカなのがステンレス、つや消しなのがチタンです。あとチタンのほうが少し軽いです。ステンレスかチタンは好みです。好きな方を選びましょう。

最後はカラーです。完全に好みの問題です。気に入ったカラーを買いましょう。
ステンレスのみカラーによって、ケースのコーティングが違います。ブラックのコーティングが一番硬くキズが付きにくいです。次にゴールドで、シルバーがコーティングなしです。
私はキズが付きやすいですが、ステンレスシルバーにしました。好みのカラーなので。

結局何ができるの?

8万円くらい払ったApple Watchですが、ハッキリ言うとたいして便利じゃないです。
8万円も払うならiPad Airを買ったほうが、多くの人にとって満足度は高いと思います。
スマートウォッチをつけていると「便利?」とか「何ができるの?」と聞かれることが多くなります。最近は着けている人が増えて被ったりするので、そこまで多くなくなってきましたが。

答えは「着けてみないとわからない」です。

Apple Watchの何に魅力を感じるかは人それぞれです。
私にとってのApple Watchは「ラクするため」のデバイスです。
コンビニの支払い、Macのロックの解除、iPhoneを探す機能は相当便利です。それだけに8万円を払うのはどうなんでしょう?

どんな人にオススメ?

まずアップル信者です。まぁこういう人は、すでにApple Watchを持っているでしょう。
次にMacを使っている人です。Apple Watchを身に着けているだけでロック解除できます。便利です。でも、スリープからの復帰はできますが、起動時にはパスワード入力を求められるので、そんなに便利じゃないかもです。
デザインが気に入った人はすぐに買いましょう。ファッションアイテムだと考えれば激安です。
健康管理をしたい人には本当にオススメです。Appleもようやくその事に気がついたようで健康管理をプッシュしています。未だに日本では心電図機能が開放されていないのが残念です。認証は取れているようなので気長に待つしかないようです。

どのモデルがオススメ?

Series 6かSeries 3の2択です。とりあえずApple Watchがどんなものか試したい人はSeries 3です。とにかく安いので失敗しても後悔しません。ただしApple Watchを気に入ってしまった場合必ずSeries 6を購入したいと思うようになります。
そう考えるとSeries 6一択です。Series 6を買いましょう。気に入らなければすぐに売れば、それなりの値段で売れます。またApple公式サイトからの購入であれば14日以内であれば、使用済みでも返品できます。

まとめ

常時点灯ディスプレイになったことで、ようやく腕時計として最低限の機能をApple Watchは手に入れました。
コレを買えば劇的に何かが変わるわけではないですが、実際身に着けてみるとApple Watchの魅力に取り憑かれます。
万人にオススメできるものではないですが、ハマる人にはとことんハマるデバイスです。
Apple公式サイトから購入であれば、実質無料で14日間のお試しができるので自分にあうか合わないかためしてみる

2020年12月27日日曜日

初めてヘッドホンを選ぶ方へ 最高のヘッドホンの見つけ方


50万円以上ヘッドホンを買ってしまった結果、どうやったら良いヘッドホンを見つけられるか少しは理解できたので、解説したいと思います。
初めてちょっといいヘッドホンを買おうと決めたあなたには、ぜひ知っておいてほしいです。少ない投資で最高の音質を手に入れましょう。

カタログスペックは意味がない

最近では、ネット上のレビューを参考にして商品を購入する人が多いと思います。
しかし、どんな商品を買うときもカタログを全く見ないで購入する人は少ないでしょう。

ヘッドホンを購入するときにも、ネット上のレビューも参考になると思いますが、音質の好みは人それぞれなので、鵜呑みにはできません。

そして残念ながら、ヘッドホンのカタログスペックは、ほとんど意味がありません。
なぜなら、スペックから音質を確認できる項目がないからです。

音質には関係ありませんが、意味のある項目は3つだけです。

1つ目は重量です。装着感に影響します。基本的に軽ければ軽いほど装着感は良いです。
個人的には300g以下をおすすめします。400g以上のヘッドホンの購入を考えている場合は、必ず試着しましょう。なるべく長時間試着することをおすすめします。

2つ目と3つ目はインピーダンスと感度(出力音圧レベル)です。この2つは音量の取りやすさに関係します。
インピーダンスはΩ(ohms)で表されます。この値が低いほど音量が取りやすいです。
音圧感度はdbで表されます。この値が高いほど音量が取りやすいです。

カタログスペックからは音質はまったく分かりません。

これが原因でヘッドホン・イヤホンスパイラルに陥る人がたくさんいます。
価格が高ければ高いほど音質が良いわけでもないです。
基本的には価格が高いほうが、細かな音まで聞こえます。しかし、音のバランスが好みであるとは限りません。
フラットが良いとされていますが、フラットの定義も曖昧です。
測定上のフラットと聴覚上のフラットは同じではないです。
このあたりの話は複雑になるので、ここでは解説しませんが簡単に解説します。

まず、人間の可聴域は20Hz~20kHzとされています。
しかし、機械のようにこの範囲がフラットに聞こえるわけではありません。
人間は人の話し声が聞き取りやすいように、中音域が聞き取りやすいようになっています。
そのため、どれだけ測定上のフラットを達成しても、聞き取る人間にはフラットには聞こえません。
そのため、各メーカーはどうすればフラットに聞こえるかということを研究しています。

未だにはっきりした答えは出ていません。

ヘッドホンの中には周波数特性のグラフを載せているものがあります。
とても参考になりそうですがダメです。
どういった条件で計測したか不明です。
ダミーヘッドを使って計測したのか、直接ヘッドホンのドライバーの近くで計測したのかで、全く違ったグラフになります。


ヘッドホンは楽器のようなものかもしれません。
ピアノも調律師がしっかりと調律してもメーカーによって音色が違います。
バイオリンも最新の科学技術で制作されたものよりも、ストラディバリウスのほうが評価が高かったりします。
どれだけ測定上の数値が優れていても、人の心を動かすナニカが足りないのかもしれません。

開放型と密閉型

ヘッドホンには大きく分けて開放型と密閉型があります。
基本的には開放型のほうが高音質です。ただし、最近では開発が進み密閉型でも高音質が実現できるようになってきています。

開放型

同じ価格帯であれば、開放型のヘッドホンのほうが高音質であることが多いです。
ただし、10万円クラスのヘッドホンは例外です。そのクラスのヘッドホンをいきなり買おうとする方は、あまり多くないと思いますが。

メガネをかけているなら開放型がオススメです。
密閉型は、しっかりと密閉されていないと設計者の意図通りの音質を発揮できません。メガネをかけて装着すると、しっかりと密閉されません。
側圧も強いので、メガネのテンプル部分が押し付けられて痛みを感じやすいです。

密閉型

密閉型のほうが基本的に低音が多く出ます。
音漏れが気になったり、騒音が多い環境で使う場合は密閉型を選ぶといいでしょう。
開放型よりも特徴的なヘッドホンのほうが多いです。

開放型か密閉型か?

開放型と密閉型のどちらが良いか決めるには、自分の使う環境を考えましょう。
純粋に音楽を高音質で聞きたいなら、開放型がおすすめです。
密閉型は開放型に比べて重量が重く、側圧が強い物が多いので装着感が悪くなりがちです。

まとめ

客観的な選ぶ基準を1つ決めましょう。
私はヘッドホンの重量をおすすめします。ヘッドホンは身に付けるものなので、装着感はとても大切です。
私も音質は気に入っていたのに、装着感が合わずに手放してしまったヘッドホンが多いです。
重量はカタログから読み取れるので、試聴するのが難しい場合でも大丈夫です。

音質については、試聴するのがベストです。
特に開放型を視聴するときは、静かな環境で試聴しましょう。
なかなか静かな環境で試聴できるお店はないと思います。騒音が多いと低音が少ないお店を探すのは、かなり難しいと思います。
高級機は試聴レンタルサービスがあるので、ぜひ使ってください。

2020年10月12日月曜日

【RAAL Reruisite SR1a】51万円!リボン振動板搭載の完全開放型ヘッドホン

RAAL Requisiteは開放型ヘッドホン「SR1a RAR-HP-SR1A」を2020年10月9日から発売しました。  30Hzから30kHzの帯域幅を再現する自社開発のリボン振動板を搭載した完全開放型ヘッドホンです。


リボン振動板とは、スピーカーの高域を担当するツィーターに採用されることが多い駆動方式です。

完全開放型とは、背面だけではなくイヤーパッドがなく耳の周りも覆われていないヘッドホンです。

SR1aは通常のヘッドホンと異なるスピーカーに近い動作原理の振動板を使ったヘッドホンのため、スピーカー用のアンプが必要です。

重量は425gです。500mlペットボトルより少し軽いくらいです。
私が普段使っているaudio-technica ATH-R70xが210gなので、2倍の重さです。
最近のヘッドホンは本当に重いですね。
私は300g以上のヘッドホンをつけていると、首や肩が痛くなるので無理です。
メーカーの開発者の皆さんは強い首をお持ちなのでしょうか?
最近のヘッドホンは音質を追求しすぎていて、装着感を軽視していませんか?

SR1aはセルビアで生産されています。
なぜならSR1aは、アメリカのプロフェッショナル用音響機器メーカーであるrequisite AUDIO ENGINEERINGとセルビアの高級リボン振動板メーカーとして定評のあるRAALとのコラボプロジェクトだからです。
あまりヘッドホンの製造国としては馴染みがない国ですね。

まとめ

51万円と非常に高価ですが、他には例のない完全開放型リボン振動板搭載のヘッドホンです。
「スピーカー用のツィーターにハウジングを付けてヘッドホンにしてみた」だけに見えますが、どうなんでしょうか?駆動するのにもスピーカー用のアンプを使用します。
しっかりとしたスピーカー用のオーディオシステムを持っている方は、導入しやすいかもしれません。ヘッドホンアンプは使えないので、ヘッドホン中心のオーディオシステムの方は厳しそうです。




カーボンやステンレス、レザーを使用しているので、高級感はあると思います。
ゲーミングヘッドホンみたいな見た目は、好みが分かれそうです。

唯一無二のヘッドホンだと思うので、気になる方はチェックしてみましょう。


2020年10月8日木曜日

GRADOヘッドホンの魅力

GRADOは最高の音質のヘッドホンというわけではないと思います。
しかし、他のメーカーにはない魅力があります。
とてもシンプルなつくりで軽量で装着感が良いです。そして、何より音楽を楽しく聞けます。
発売しているヘッドホンのラインナップには上下関係はなく、どのヘッドホンも他のヘッドホンとは違う魅力があります。
GRADOのヘッドホンは、高いモデルほど音が良いわけではありません。それぞれに全く違う音質なので、ついつい購入してしまいます。



GRADOってどんなメーカー?

GRADOはグラドと読みます。
GRADOは1953年にニューヨーク州ブルックリンで、ジョゼフ・グラド氏によって創業されたメーカーです。
創業当時は、アナログレコードの針を製造していました。現在でもアナログレコードの針を製造しています。
1990年にジョセフ・グラド氏の甥のジョン・グラド氏の考案により、同社初のヘッドホンHP1が発売されました。HP1のデザインを見てみると、現在のGRADOのヘッドホンのデザインとほとんど変わりません。

GRADOのヘッドホンは、一部の低価格モデルとイヤホンを除いて、すべてニューヨーク州ブルックリンで製造されています。
製造工場の様子はYou Tubeで見ることができます。工場というよりも、町工場やガレージメーカーっぽい感じです。

ニューヨーク・ブルックリンの工場で、すべてハンドメイドで作られています。
ホットボンドで豪快にハウジングとドライバーを接着しています。そのホットボンドが、はみ出たりするのは当たり前です。
そんな感じの雑な作りで、ヘッドホンの構造もシンプルなため、民芸品や日曜大工などと揶揄されています。ネット上の評判なので、半分くらいは嘘だろうと思っていましたが、実際に買ってみると、本当に雑な作りです。
これで数万円するのは信じられませんが、音が良いので仕方ありません。他のメーカーが音響工学に基づいて精密に製造しているのに、こんな適当かつシンプルな作りで音質が良いのが不思議です。
どのモデルもほとんど同じ形をしているのに、音質はモデルごとにまったく違うのが驚きです。

ラインナップ

GRADOのヘッドホンのラインナップとしては大きく3つに分けることができます。

オンイヤータイプ

SR125e 、SR80e、SR60e、GH3などがこちらのタイプになりなす。
付属のイヤーパッドSはGRADOのイヤーパッドの中で最も装着感が良いです。
ケーブルも4芯構造で細く、扱いやすいです。
価格はGRADOの中で最も安価です。

セミアラウンドイヤータイプ

GRADOヘッドホンの中で最も人気のあるタイプです。
PrestigeシリーズのSR325e、SR225eとReferenceシリーズが該当します。限定モデルも一番多く発売されているのがこのタイプです。
ケーブルは8芯構造でかなり太く、やや扱いにくいです。

アラウンドイヤータイプ

StatementシリーズとPS500eを除くProfessionalシリーズが主に該当します。
大型のLパッドというイヤーパッドが装着されています。
イヤーパッドGは、非常に高く1万円以上します。レザー製ならこの価格でも納得できますが、ただのスポンジです。
ただのスポンジにしてはあまりに高いので、「何か特別な技術が使われていて、コレをつければGSシリーズの音質になるのでは?」と購入する人が多かったようです。
ケーブルは8芯構造でかなり太く、やや扱いにくいです。
重量が300g以上あるので、装着感が悪そうなので私は購入したことがありません。しかし、GRADOの最も価格が高いシリーズなので、とても気になる存在です。

GRADOヘッドホンの特徴

音質

モデルごとに音質はまったく異なりますが、共通点だけ紹介します。
クリアかつスピード感がありヌケの良い音が特徴です。
特に高音域の鮮やかさに定評があります。
低音域は少なめですが、そのおかげで高音域が引き立ちます。

モニターヘッドホンのように、細かく楽器ごとにチェックするような使い方ではなく、リスニング用のとにかく音楽を楽しもうというヘッドホンです。周波数特性を気にしたり、音楽制作をする方にはおすすめできません。

音量が取りやすいので、スマホやタブレット、ノートPCなど、どんな機器でも気兼ねなく使うことができます。ヘッドホンアンプがあったほうがより良い音で聞けますが、なくてもとても良い音を出してくれます。

一度ハマると他のヘッドホンでは満足できなくなる独特の中毒性があります。私も完全にハマってしまって、限定モデルが出るとつい買ってしまいます。

質感

上位モデルは木材とレザーの素材としての高級感はあります。
ただし、作りは非常に悪いのでヘッドホン全体としての高級感みたいなものはありません。
ネット上では民芸品とか工芸品とか言われていて、どうせネタだろと思って購入すると実際にそう言われる理由が分かります。
ハウジングとドライバーを固定するホットボンドは盛大にはみ出していて、アメリカンな思考で「接着されてればいいだろ」って感じです。
使用されてるプラスチックも、とにかく安っぽいです。バリがあるのは当然で表現するのが難しいですが安物感がすごいです。
ドライバーを保護するメッシュも丸くカットできていません。きっと手作りでひとつひとつ切り抜いている証拠でしょう。ハンドメイドインブルックリン最高ですね!
レザーのヘッドバンドの縫製が真っ直ぐなのには驚きました。素晴らしいです。絶対曲がっていると思ってましたから。

私は、「ヘッドホンとして必要な機能以外を削ぎ落としたシンプルな部品で構成されたミニマルなデザイン」と思い込むことで自分を納得させています。
こんな雑な作りのヘッドホンは、音が良くなかったら絶対に買いません。

装着感

シンプルな作りのおかげで非常に軽量のため装着感は良いです。
ただし、ゴワゴワのイヤーパッドの好みは分かれます。私はあまり気になりませんでしたが、ザラザラと安っぽいスポンジを耳に押し付けている感じです。
ほとんどのヘッドホンが、200g以下です。最近のGRADOと同価格帯のヘッドホンが300g以上の重量があるので、いかに軽いのか分かると思います。
私がGRADOを好きな理由の1番はこの軽さかもしれません。ここまで軽いのでつけている感じがほとんどないのが素晴らしいです。極太ケーブルの存在感は、かなりありますが。

重量のあるアラウンドイヤータイプのGSシリーズは所持していないので、装着感はわかりませんが、軽量モデルの装着感は良いです。

GRADOは装着感が悪いと言われることが多いですが、ちゃんと調整すれば割と良好な装着感を得られます。

まずは、ヘッドバンドを手で曲げます。高そうに見えませんが、高価なヘッドホンなので躊躇しますが、しっかりと手で曲げます。自分の頭の形と好みの側圧になるように曲げていきましょう。信じられないかもしれませんが、これは公式の調整方法です。GRADOらしいですね。
ヘッドバンドは特殊な鉄板をレザーで覆ったもので作られています。そのため比較的自由な形に折り曲げることができるので、自由な側圧と様々な頭の形に対応できます。装着感悪いと感じている人は思い切ってヘッドバンドを曲げましょう。
ペンチなどの工具を使ったりして極端に曲げたりしない限り元に戻るので、試してみてください。

次に評判の悪いのがイヤーパッドです。オンイヤータイプのイヤーパッドは問題ないです。
しかし、GRADOのヘッドホンで人気のあるセミアラウンドイヤータイプのヘッドホンに付属するドーナツ状のイヤーパッドは、ゴワゴワする、ヤスリみたいで耳が削られるなど評判が悪いです。
このイヤーパッドですが、中性洗剤で洗うとゴワゴワ感が結構マシになります。

多少音質が変わってしまいますが、中国のサードパーティから発売されているイヤーパッドに交換すると多少改善されます。
それでも気になるようなら、mimimamoのヘッドホンカバーを装着するとかなり良くなります。ただし、音質が結構変わりますので注意が必要です。

まとめ

まったく完璧なヘッドホンではありません。しかし、他にはない魅力があります。
創業の地でハンドメイドで、ほとんどすべてのヘッドホンを制作している非常に貴重なメーカーです。多くのメーカーがフラッグシップモデルのみを自社工場で生産している中で、これは非常に珍しいことです。
ただ自社工場で作っているからと言って、作りが良いわけではないので気をつけましょう。中国製のヘッドホンのほうが仕上げはキレイです。
テキトーな作りですが、音質はその見た目からは想像できない高音質です。
作りの悪さと価格の高さから購入をためらう人も多いと思います。
作りの悪さも気にならないほどの魅力的なサウンドなので、ぜひGRADOのヘッドホンを手にとってみてください。

2020年10月3日土曜日

【ゼンハイザーHD25】耐久性抜群 不朽の名作ヘッドホン

ちゃんと音が出るヘッドホン




みなさんはヘッドホンを選ぶとき何を重視しますか?
音質を重視する方が多いでしょう。もちろん、音がいいというのは一番大事な要素ですが、音が出るというのは、それ以上に大事です。当たり前ですが音が出なければ、音質を語る以前の問題です。

イヤホンをスマホに巻きつけてカバンの中に入れていて、音楽を聞こうとしたときに「あれ、音が出ないな」という経験は誰にもあるのではないでしょうか。

使おうと思ったときに、ちゃんと音が出るというのは大切です。

ラフに扱っても壊れにくいヘッドホンを探しているなら、ゼンハイザーHD25はとても良いヘッドホンです。私は5年ほどHD25を使っていますが、未だに故障して音が出なかったことはありません。

優れた設計思想

ちゃんと音が出るために、耐久性を重視した設計がされています。
また、どこかの部品が壊れて音がでないときでも、簡単に交換できる様になっています。故障したら、メーカーに修理に出さなくてもパーツだけ取り寄せて、簡単に自分で交換できます。
採用されている部品すべてが、意味のある構成になっています。


鉄製のケーブル

ほとんどのヘッドホンのケーブルは銅製です。銅は抵抗が少なく安価ですのでケーブルの。
一部には、より抵抗の少ない銅に銀メッキを施したものや、さらに抵抗の少ない純銀製のケーブルがあります。

しかし、ゼンハイザーHD25は、あえて鉄製のケーブルを採用しています。鉄は銅より抵抗が大きくなりますが、硬いです。
これはハードな使用状況でも断線しないための設計です。
スマホに巻きつけたり、イスのキャスターで踏んだりしても断線しにくいです。


薄型のイヤーパッド

あまり装着感が良くないの薄いイヤーパッドですが、しっかりと計算された設計です。コンパクトなドライバーで、しっかりとした低音を確保できるようにするためです。ドライバーと耳の距離が近いため、低音が逃げにくくなります。


プラスチック製のハウジング

見た目はチープですが、つや消しのプラスチック製であるため、すりキズが目立ちにくいです。また、金属や木材と比べて非常に軽量で、凹みキズが付きにくいです。
ハウジングを叩いてみるとコツコツと音がして、金属のような固有の共振音がない事がわかります。



装着感

はっきり言って、あまり良くないです。遮音性を高めるために、側圧がかなり強いです。
しかし、そこまで長時間使用するヘッドホンではないので問題ないと思います。メインのヘッドホンとして1時間以上使うのであれば、それなりの覚悟が必要でしょう。
手で広げたり、ティッシュ箱に挟んでおいたりすると側圧を弱く調整できます。どちらの方法も試してみましたが、多少側圧は弱くなりますが、1週間もしないうちに元に戻ります。




ダメな点

ケーブルの位置がおかしい

一般的な多くのヘッドホンは、ケーブルが片出しの場合は左側からケーブルが出ています。しかし、ゼンハイザーHD25は ケーブルが片出しで右側から出ています。DJ用としての設計らしく、多くのミキサーの出力が右側にあるからのようです。設計思想通りの使い方をするならいいですが、私はDJではないので一般的なヘッドホンと逆なので不便です。無意識に装着すると逆に装着してしまうことがあります。着けるときは「コレはHD25なんだ」と意識する必要があります。
適当にYou Tubeを見るときに、左右が逆でも別に問題ないことが多いので、私はあまり意識していません。
ヘッドホンはHD25しか使わないのであれば、ケーブルの右出しが普通の状態になるので違和感はないと思います。他のヘッドホンと併用する場合は気をつけましょう。

ケーブルの交換が面倒

製造時期によって違いますが、最近製造されたモデルはケーブルを外すのにT6のトルクスレンチが必要です。トルクスレンチを常備している人は多くないと思うので、以前のモデルのようにプラスかマイナスのドライバーではずせるようにして欲しいです。トルクスのほうがプラスねじよりナメにくいので設計面では優れています。
ただ、断線しにくいのであんまりケーブル交換をする機会は多くないと思います。


まとめ

ロングセラーのヘッドホンなので様々なカスタムパーツが発売されています。パーツを付け替えて音の変化を楽しむのもいいですが、そのまま使うのが一番コスパが高いです。

サードパーティのパーツは、結構高くケーブルとイヤーパッドを購入するだけで、ゼンハイザーHD25の本体価格と同じくらいになります。
どちらのカスタムパーツも元のHD25をより良くするというよりも、別の方向性の音にしてしまいます。かなり音が変化するので、それはそれでアリですが、元のHD25の音が気に入っている人にはオススメできません。

とても優れた設計なので、本当に壊れにくいです。購入してから5年位経ちますが、結構ラフに扱ってきましたが、故障はありません。

スマホやタブレットでちょっと動画を見たり、ゲームをするときに、そのへんにテキトーに投げて捨ててあるHD25を拾い上げて使うくらいのスタンスが、ピッタリなヘッドホンです。ラフに使っても、ちゃんと音が出る信頼性の高いヘッドホンです。

2020年10月1日木曜日

うまく誤魔化してくれるヘッドホン【GRADO The Hemp Headphone】

 GRADO限定モデルの魅力


GRADOは最近、年に1回以上限定モデルを発売しています。
限定モデルといっても、ぱっと見た感じ通常モデルと同じようにしか見えません。ただのカラバリじゃんと思う人が多いでしょう。
しかし、GRADOヘッドホンは限定モデルに限りませんが、見た目はほとんど同じでも全く違う音質です。
そのため、新しいモデルが出ると「今回はどんな音に仕上げてきたのかな?」と気になって買ってしまいそうになります。
さらに限定モデルだと、買い逃すと入手するのが難しくなるので買わなくちゃという気持ちになります。
ただ、GRADO限定ヘッドホンは、だいたい5万円以上するので、気安く買えません。
しかし、今回のHEMP Headphoneは、GRADOの新たな挑戦を感じられたので、結局買ってしまいました。


まったく新しいGRADO

GRADO The Hemp Headphoneは、まったく新しいGRADOヘッドホンです。
「いやいや、いつものGRADOと変わってないじゃん」と思う方がほとんどでしょう。
しかし、細かく見ると今までと全く同じなのは、ヘッドバンドとケーブルとドライバーだけです。
こうやって書いてみると、あんまり変わらない気がしてきましたが、別物です。

イヤーパッドF

一番わかりやすい変化はイヤーパッドです。
新しく“Fパッド”と名付けられたイヤーパッドが装着されています。
これは今までのLパッドと同じ材質で、Sパッドくらいの厚みにして中心をドーナッツ状にくり抜いた感じです。そして、どういった効果があるか不明ですが、放射状に8本切り込みが入っています。
残念ながら、装着感は改善されていません。Lパッドと同じ材質なので、ゴワゴワすると感じるでしょう。さらに薄くなっているので、Lパッドより装着感が悪いと感じるかもしれません。
ゴワゴワ感は、中性洗剤で洗うとかなり緩和されます。気になる人は一度洗ってみるといいでしょう。



テーパー形状ハウジング

今までのGRADOヘッドホンは、単純な筒に近い構造でした。
構造のイメージとしてはスーパーマリオに出てくる土管と同じ形状です。
しかし、今回のHEMP Headphoneは複雑なテーパー形状です。テーパー形状とは、外側に行くに従って広くなる富士山のような形状です。音質にどんな影響を与えているか、わかりませんが新しい要素です。

HEMP(大麻)繊維の高密度圧縮ハウジング

今までのGRADOは木材を削り出してハウジングを作っていました。
一部はプラスチック製だったり、木材やプラスチックの上にアルミ合金で覆ったものもあります。
しかし、今回は新しい製法のハウジングです。
繊維を高密度に圧縮してハウジングを形成しています。そのため、従来のGRADOよりもやや複雑なハウジングの形状になっています。
繊維を圧縮して作られているので、木目以上に世界に一つしかない模様のヘッドホンを手に入れられます。



ハイブリットハウジング

大型のGS2000eでは、マホガニーとメイプルのハイブリット構造になっています。
中型のGRADOヘッドホンには、初めての採用だと思います。
Hemp Headphoneでは、Hemp繊維の圧縮材とメイプル材を組み合わせたハイブリット構造になっています。HEMP繊維の圧縮材が9割とメープル材が1割を組み合わせた構造になっています。



音質

高音の音質

GRADOにしては珍しく高音域のギラギラ感がありません。刺さるような高音域が控えめになっています。それでも高音寄りのバランスになっています。刺さらず聞きやすいですが、GRADOらしい高音域の鮮やかさは失われていません。
今までの癖の強すぎた高音域よりも、かなり上手く調整されています。そのため、今までのGRADOの高音域が好きだと言う人には、普通のヘッドホンに近くなってしまったように感じると思います。

中音域の音質

このヘッドホンの最大の魅力は、中音域です。
バランスはやや高音よりですが、中音域が一番はっきりしています。高音域と中音域の繋がりがとてもスムーズです。
ヴォーカルは、クリアでとても近いです。控えめな低音域と刺さらない高域と合わさって、とても聞きやすいです。目の前で歌っているかのような感覚を得られます。

低音の音質

低音域は控えめですが、タイトでボワつきがなく、キレがありスピード感があります。このあたりは従来のGRADOらしさがあります。
GRADOのヘッドホンにしては、低音が多いです。密閉型のヘッドホンやイヤホンになれている人には物足りなく感じるかもしれません。しかし、この低音のバランスのおかげで中音域のクリアさが保たれていると思います。

曖昧さがある

GRADO The Hemp Headphoneの最大の特徴は曖昧さです。曖昧というと解像度が低いとかあまりイメージが良くないように聞こえますが、どんな音源でもいい感じに誤魔化してくれます。
高級ヘッドホンを買う理由は色々ありますが、録音があまり良くないアニソンをいい音で聞きたい場合に解像度が高いとかモニター向きと言われるヘッドホンを買うと失敗します。
そういったヘッドホンは良い録音はより良くダメなところはよりダメに表現してくれます。
なので、せっかく買ったのになんか満足できないけど、高いからきっといいはずと思って仕方なく使い続ける人が多いと思います。非常にもったいないです。大体の高級ヘッドホンのレビューはクラシックやジャズなど録音がしっかりしたものでレビューされています。最近では、アニソンなどでレビューしている場合もありますが参考になるかは微妙です。

録音されたものを細かくしっかりと聞きたいという人には向きません。しかし、そういった目的でヘッドホンを購入する人は少ないと思います。
好きな曲をもっといい音で聴きたいという理由の人が一番多いと思います。好きな曲の録音が良ければ、どんなヘッドホンでも結構いい音だなと感じると思います。しかし、録音が微妙なのは、ヘッドホンを高くしても基本的に良くならず、かえって粗が目立つようになります。
GRADO The Hemp Headphoneは、残念な録音もいい感じにしてくれます。これは人によってはなにかイコライザーやエフェクターをかけような感じがして気に入らないこともあるかもしれません。しかし、録音を忠実に再現してくれるヘッドホンはたくさんあります。
そういったなかで、GRADO The Hemp Headphoneは適度な曖昧さのおかげで誤魔化してくれるため好きな曲を楽しく聴かせてくれる数少ない選択肢だと思います。





まとめ

GRADOの中型ヘッドホンとしては、49,500円と少し安くなっています。
GRADOの高域が苦手だという方には試してほしいです。最も癖のないGRADOヘッドホンだと思います。
ヴォーカルをクリアに聴きたいと思うなら、最高のヘッドホンです。とにかくヴォーカルが入っている曲ならだいたいいい感じにしてくれると思います。
GRADOの限定ヘッドホンの中では、安く限定数も多いようなので入手しやすいと思います。
新しいイヤーパッドFの装着感があまり良くなかったのが残念ですが、完成度が高いヘッドホンです。
一応限定なので、気になる方は早めに購入しましょう。

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