RAAL Requisiteは開放型ヘッドホン「SR1a RAR-HP-SR1A」を2020年10月9日から発売しました。 30Hzから30kHzの帯域幅を再現する自社開発のリボン振動板を搭載した完全開放型ヘッドホンです。
リボン振動板とは、スピーカーの高域を担当するツィーターに採用されることが多い駆動方式です。
完全開放型とは、背面だけではなくイヤーパッドがなく耳の周りも覆われていないヘッドホンです。
SR1aは通常のヘッドホンと異なるスピーカーに近い動作原理の振動板を使ったヘッドホンのため、スピーカー用のアンプが必要です。
重量は425gです。500mlペットボトルより少し軽いくらいです。
私が普段使っているaudio-technica ATH-R70xが210gなので、2倍の重さです。
最近のヘッドホンは本当に重いですね。
私は300g以上のヘッドホンをつけていると、首や肩が痛くなるので無理です。
メーカーの開発者の皆さんは強い首をお持ちなのでしょうか?
最近のヘッドホンは音質を追求しすぎていて、装着感を軽視していませんか?
SR1aはセルビアで生産されています。
なぜならSR1aは、アメリカのプロフェッショナル用音響機器メーカーであるrequisite AUDIO ENGINEERINGとセルビアの高級リボン振動板メーカーとして定評のあるRAALとのコラボプロジェクトだからです。
あまりヘッドホンの製造国としては馴染みがない国ですね。
まとめ
51万円と非常に高価ですが、他には例のない完全開放型リボン振動板搭載のヘッドホンです。
「スピーカー用のツィーターにハウジングを付けてヘッドホンにしてみた」だけに見えますが、どうなんでしょうか?駆動するのにもスピーカー用のアンプを使用します。
しっかりとしたスピーカー用のオーディオシステムを持っている方は、導入しやすいかもしれません。ヘッドホンアンプは使えないので、ヘッドホン中心のオーディオシステムの方は厳しそうです。
カーボンやステンレス、レザーを使用しているので、高級感はあると思います。
ゲーミングヘッドホンみたいな見た目は、好みが分かれそうです。
唯一無二のヘッドホンだと思うので、気になる方はチェックしてみましょう。
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