2020年9月15日火曜日

真っ白な限定モデル【ゼンハイザーHD25】

通常のHD25のレビューはこちらです。

真っ白な限定のHD25 



アジア太平洋地域限定の真っ白なゼンハイザーHD25が、9月24日に発売されます。価格は通常モデルと変わらずに、19,000円前後となる予想です。
ケーブルからイヤーパッド、ヘッドクッションまで専用のホワイトカラーです。補修部品としては、販売されないとのことなので、ややコレクション向きの商品な気がします。
専用チューニングはされていないので、音質は通常モデルと同じようです。
外で使える白いヘッドホンが欲しいという人にはオススメです。
HD25はとても耐久性の高いヘッドホンなので、普段使いしやすいです。
ケーブルを本体に巻き付けてカバンに入れても壊れにくいです。私もHD25を5年ほど使っていますが、イヤーパッドを交換したこと以外は、故障がありません。鉄製のケーブルのおかげで、断線しにくいです。もし断線してしまっても、簡単に自分で交換できます。
カラーがホワイトになったことで、無骨なデザインだったHD25もオシャレになりました。遮音性と音漏れ防止性能が高いので、外でも使いやすいです。

2020年9月13日日曜日

【GRADO The Hemp Headphone】新要素満載の限定ヘッドホン

新要素満載のGRADOヘッドホン

GRADOから、まったく新しい限定ヘッドホンが発売されました。まったく新しいと言ってもGRADOの中ではという意味ですが。しかし、これはかなり珍しいことだと思います。なぜならGRADOのヘッドホンは、ここ十年以上大きな変化をしていません。特にヘッドホンのデザインは発売当初からほとんど変わっていません。

そんな中で、今回発売されたGRADO The Hemp Headphoneは、新しい要素をたくさん持っています。

新開発イヤーパッド

GRADOの中で最も評判が悪いのがイヤーパッドです。私は割と気に入っていますが、人によっては、装着感が悪い感じるようです。また、価格がただのスポンジにしては高すぎます。
そんなGRADOのイヤーパッドに新たなバリエーションが加わりました。
今まではGRADOには3種類のイヤーパッドがありました。簡単に特徴を見てみましょう。

イヤーパッドS

イヤーパッドSは、SR60やSR80やGH4などの小型ヘッドホンに採用されています。イヤーパッドSは比較的装着感が良いので、RS1などのイヤーパッドLが採用される機種に装着する人もいるようです。ドライバー全体を覆うので、高音が少しマイルドになります。

イヤーパッドL

イヤーパッドLは、RS1やRS2、PS500などの多くの中型ヘッドホンに採用されています。イヤーパッドLはゴワゴワすると評判が悪いです。これを改善するためにイヤーパッドSやイヤーパッドGを装着する人いますが、かなり音質が変わってしまいます。

イヤーパッドG

イヤーパッドGは、GS1000やPS1000などの大型ヘッドホンに採用されています。イヤーパッドSやLもただのスポンジにしては高いですが、イヤーパッドGはさらに高く1万円以上します。あまりに高いので、「コレをつければ、GSシリーズの音質になるのでは」と購入する人が多かったという噂があります。

新しい「イヤーパッドF」

ここに今回の切り込みの入ったイヤーパッドが追加されました。画像で判断する限りでは、イヤーパッドSとLの間くらいのサイズのように見えます。GRADOのアメリカ公式サイトでは、イヤーパッドFと表示されています。






新製法のハウジング

高密度に圧縮した麻(Hemp)の繊維とメイプル材を組み合わせたハイブリットハウジングが特徴です。画像からは判断しにくいですが、ハウジングの外側が高密度に圧縮した麻で、イヤーパッドで見えない部分がメイプル材でできていると思います。
ハイブリットハウジングは、以前にもありましたが、圧縮した麻という木材や金属プラスチック以外の材質を採用したのは初めてではないでしょうか。




デザイン

圧縮した麻の模様はひとつひとつ違いますので、限定ということもあって、世界に一つだけのヘッドホンを手に入れられます。今までの木材も、それぞれ木目や色味が違い所有欲を満たしてくれましたが、それとは違う独特の模様が楽しめます。

また日本ではHempを麻と翻訳していますが、GRADOの本国アメリカの公式サイトでは、どこか大麻をイメージさせる動画を採用しています。煙の中にGRADO The Hemp Headphoneが置かれています。このイメージは日本のGRADO公式サイトでは、確認できません。
久しぶりにハウジングのメッシュ中央に付いているバッジには、大麻の葉っぱがGRADOのロゴと共に刻印されています。



まとめ

最近のGRADOの限定のヘリテージシリーズではない、新しい限定モデルが発売されました。
価格も約5万円とGRADO限定モデルとしては安価なので、初めてGRADOのヘッドホンを買ってみようという人にはおすすめできるアイテムです。限定モデルですので、もし気に入らずに売却する場合も、リセールバリューは高いと思います。

しかし、GRADOヘッドホンは人を選ぶので、初めていいヘッドホンを買ってみようという人にはおすすめしません。約5万円の予算があるなら、audio-technica ATH-R70xやゼンハイザーHD660Sといったヘッドホンをおすすめします。

とても気になるヘッドホンなので、つい買ってしまいそうになる魅力がGRADOにはあります。どのモデルもドライバーを筒状のハウジングにボンドで固定しただけなのに、ヘッドホンごとに音質が違います。
近いうちに購入してしまうと思います。気になる人は限定モデルなので、早めの購入しましょう。


その後

ヘッドホンスパイラルを抜け出したと思っていましたが、結局購入してしまいました。
レビューはこちらです。

2020年9月6日日曜日

【FOSTEX T60RP】ハイエンドヘッドホンを買う前にまず手にとってほしい コスパ最高の平面駆動ヘッドホン

平面駆動のヘッドホンが気になっていたのですが、10万円オーバーのものが多く、気軽に買えるものではありませんでした。そんな中、3万円以下で評判の良いFOSTEX T60RPを購入してみました。




装着感

側圧がゆるく、重量をヘッドバンドとイヤーパッドにうまく分散させてあり、イヤーパッドも柔らかいので装着感は良いです。イヤーパッドは、厚みがあり立体的な構造になっているため、耳に当たらずに快適です。
しかし、側圧のゆるさと、重量が380gと重いため、頭を少しでも動かすとすぐにズレます。
重さは分散されているので、頭頂部や耳周りなど特定の部分痛くなることはないですが、1時間位使っていると首が痛くなってきます。結局、いくら上手く重量を分散させても、最終的には首で重量を支えることにはどんなヘッドホンも変わりません。
密閉型に近く、イヤーパッドもレザータイプなので少し蒸れやすいです。一般的な密閉型のヘッドホンよりは蒸れないので、あまり問題ないと思いますが、開放型のヘッドホンになれている人は気をつけておいたほうが良いです。

デザイン

どこかで見たことあるなぁと思いましたが、どう見ても釜飯のフタです。



このデザインの好みはかなり分かれると思います。個人的にはあまり好きになれませんでしたが、木の質感と合わさって、手作りされたような温かみのあるデザインとも言えます。同じのような木製のGRADOが民芸品と呼ばれてるくらい手作り感あふれるクオリティなのに対して、T60RPはそれよりも遥かに製造のクオリティは高いです。
ベースとなったT50RPはプラスチック製のハウジングだったため、釜飯のフタ感はなかったのですが、木製ハウジングに変更されたことによって、かなり雰囲気が変わりました。

音質

フラットで定位感が抜群です。音の広がりもあり、どのように録音されているのか、演奏者の位置を把握しやすいです。ただし、音源に対して割とシビアです。定位がはっきりと感じられるので、録音やミックスがおかしいと目立ってしまいます。
You Tubeで動画をよく見るという用途には向きませんが、音楽を聞くのには素晴らしいヘッドホンです。

まとめ

現在27,000円前後で購入できるので、コスパ最高のヘッドホンであることは、間違いありません。ヘッドホンを1本だけ選ぶなら、これを選ぶのもアリかもしれません。密閉型に近い半開放型なので、音漏れもあまりなく多少ですが遮音性もあるので、使うシチュエーションが広がります。
音量が取りにくいことと、380gの重量と少し蒸れやすいことに耐えられるのであれば、おすすめです。
最近は重いヘッドホンが多いので、380gという重量も珍しくないかもしれません。特に最近の10万円以上のハイエンドヘッドホンは、重いものが多いので、短時間の視聴した際には、装着感に問題なくとも、長時間使用すると問題が出てくるかもしれません。いきなり10万円オーバーのハイエンドヘッドホンを買ってみて、音質は良いけれど重くて使っていると疲れるからなぁということで、あまり使わなくなってしまう可能性があります。そうならないように、T60RPで試してみるのもいいと思います。平面駆動ヘッドホンかつ密閉型に近い半開放型なので、他のハイエンドヘッドホンとも使い分けが十分にできると思います。

キーボードの選び方

PCの入力デバイスとしてキーボードは欠かせないものです。音声入力の精度が高くなっているので音声入力をメインに使っている人もいるようですが、いまだにキーボードが主流だと思います。1,000円以下で買えるものから3万円以上するものまでありますが、どれも文字を入力するという機能は同じで...