2020年6月12日金曜日

【LAMY2000 万年筆】モダンな見た目の万年筆

万年筆らしくないデザイン

万年筆というと黒と金のイメージが強いです。全体的にピカピカしていて、いかにも高級品ですというオーラが出ています。値段も高いですし、文具好きでも買ってみるのには、どこか取っ付きにくくハードルが高いです。
しかし、LAMY2000万年筆は、普通の万年筆のまったく逆のデザインです。ボディはヘアライン加工のマットブラックです。クリップやペン先もヘアライン加工のマットシルバーになっています。高級な万年筆は、ペン先に金を使用することが多いです。金は万年筆のインクで腐食されず、柔らかいので書き心地がよい万年筆を作ることができます。LAMY2000もペン先に金を使用しています。しかし、金色をしていません。LAMY2000は、デザインの統一感を出すために、14金にロジウムメッキを施してシルバーにしています。他の高級万年筆が、金を使っていることをアピールするかのようなデザインなのに対して、LAMY2000は、性能のために金のペン先を採用しているのに、アピールすることなく全体のデザインの統一性を重視している点が気に入っています。




LAMY2000 名前の由来

驚きことにLAMY2000の発売日は1966年です。LAMY2000の名前の由来は西暦2000年になっても通用するデザインを目指してデザインされた事によります。そして2000年を超えた現在でもまったく古く感じることなくモダンなデザインだと感じます。1966年の発売以来、デザインも変わらず、そして生産国もドイツのまま変わりません。ほとんどの製品が中国産に変わっていく中で、デザインも生産国も変わらず名前の由来の通り2000年を超えた現在でも世界中で愛されています。

見えないインク窓

LAMY2000はインクの残量が確認できるように本体にインク窓がついています。よく見ないとどこにインク窓がわかりません。しかし、一定の角度から見ると半透明の窓からインク残量が見えます。

すぐに外せるキャップ式

高級万年筆の多くはペン先が乾いたりインクが溢れたりしないようにネジ式を採用しています。万年筆を使うときは、キャップをぐるぐる回して外してから書き始めます。万年筆を使う前の儀式的な感じがして好きな人も多いと思いますが、やはりさっとキャップを外して書けるのは便利です。キャップを留める金具も最小限のパーツで構成されています。こんな小さなパーツ2つでしっかりとキャップが固定されているのはスゴイです。


まとめ

LAMY2000は万年筆の取っ付きにくさを解消した万年筆です。初めて万年筆を買ってみようかなという人にオススメです。シンプルなデザインで使いやすいです。ペン先は14金を使っているので、書き心地良いです。安い鉄のペン先の万年筆を買って、なんかガリガリして万年筆って使いづらいなと思った人は、LAMY2000を試してほしいです。

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