2020年8月23日日曜日

ヘッドホンスパイラルを割と簡単に抜け出せた理由

ヘッドホンスパイラルってなに?

ヘッドホンがどんどん増えていく現象です。音質が気に入らない、装着感が合わない、この曲を聞くのにもっとあっているヘッドホンがあるかもしれない、など色々な理由を付けてヘッドホンをどんどん買ってしまうことで発生します。

ヘッドホンが人気な理由

ヘッドホンはスピーカーよりも安価で高音質を得られるので、人気です。また日本の住宅環境からスピーカーで音を出すのが難しいことが多いと思います。

しかし、ヘッドホンはスピーカー安く音質の違いが体感しやすいので、ついつい買ってしまいどんどんヘッドホンが増えていきます。

当たり前ですが、同時に2本のヘッドホンを使うのは不可能ですので、どんなにヘッドホンをたくさん持っていても、一度に基本的に1本しか使えません。

ヘッドホンマニアはシチュエーションや聞く音楽のジャンルによって使うヘッドホンを使い分けますが、多くの人には無関係でしょう。


簡単に抜け出せた最大の理由

重いヘッドホンを着けていることに耐えられなかったことです。
FOSTEX T60RPを買ったときに気付いたのですが、私は350g以上ある重いヘッドホンはせいぜい1時間くらいしか着けていられませんでした。FOSTEX T60RPは、とても設計がよく、その重さを感じさせない装着感の良さがありました。しかし、重さを感じさせないとは言っても、実際には380gも重量があるわけです。耳周りや頭頂部が痛くなることはなかったのですが、首や肩に負担が掛かり1時間以上使用すると、肩がこりました。
そのため、買うヘッドホンは300g以下にしようと決めました。
結果として、ほとんどのヘッドホンが条件を満たさなくなりました。特に最近のハイエンドヘッドホンのほぼ全てが、300g以下の重量という条件をクリアできなかったので、選択肢が減ったためヘッドホンスパイラルを簡単に抜け出せました。

特に決め手になったのが、audio-technica ATH-R70xです。
軽量かつ側圧が調整できるため、装着感がとても良いです。
音質も癖がなく、退屈に感じるかもしれませんが、飽きなく聴き疲れしにくいです。
詳しいレビューはこちらです。

現在使っているヘッドホン

現在、私は密閉型2本、開放型2本をヘッドホンを手元に残して一応ヘッドホンスパイラルから脱出しました。

密閉型はAKG K371とゼンハイザーHD25の2本です。

開放型はaudio-technica ATH-R70xとGRADO GH2の2本です。

計4本でも十分多いと思いますが、とりあえず満足しています。使用頻度はaudio-technica ATH-R70xが90%をくらいです。やはり、装着感の良さと癖の無さが使う頻度を上げています。買った当時は、ここまで使用頻度が高くなるとは思わなかったです。この1本がヘッドホンスパイラルの終焉に大きく貢献しました。何も考えずに、とりあえずコレを使っておけば8割以上の満足度を得られ、装着感が抜群に良いので、使いやすいです。

気軽に使えるというのは、モノとしては最も重要な要素だと思います。どんなに素晴らしい性能でも、使ってこそ発揮されます。性能はいいけど、なんか使いづらいなぁというモノはだんだん使わなくなっていきます。

性能の素晴らしいヘッドホンは今では大量にありますが、装着感が合わなかったり、音質がどこか気に入らなかったりして自分にあった一本を難しいことがヘッドホンスパイラルの入り口です。値段が高ければ高いほど良いヘッドホンとは限らないというのが、ヘッドホンスパイラルをより深いものをしています。

ヘッドホンスパイラルを終わらせる一つの手段としてaudio-technica ATH-R70xはオススメです。


気になるヘッドホン

一応ヘッドホンスパイラルを抜け出しましたが、気になるヘッドホンがなくなったわけではありません。開放型ヘッドホンはaudio-technicaで満足しているので、気になるヘッドホンはありません。しかし、密閉型ヘッドホンは完全に満足していません。AKG K371は素晴らしいヘッドホンですが、装着感がやや気になります。側圧が強く1時間以上の装着は、あまりしたくありません。特に気になるのが、TAGO STUDIO T3-01です。重量が321gということで、300gをややオーバーしていますが、装着感が良さそうです。


まとめ

購入するヘッドホンに制約をつけることが、ヘッドホンスパイラルを抜け出す近道になります。ただし、価格に対する制約はおすすめしません。ほとんどの場合、破ってしまいますし価格を理由に妥協して購入すると、後々で気になって結局、購入することになります。オーディオ機器の中で、唯一身につける機器であるヘッドホンなので、重量を選ぶ一つの基準にしてみてはどうでしょうか?

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