トラックボールってなに?
トラックボールはマウスのようなポインティングデバイスの一種です。ボールを転がすことでカーソルを操作できます。転がしたボールの慣性を使って、大画面でも一つの動作で隅から隅までカーソルを移動させることができます。トラックボールには、手のひら全体で転がす大玉タイプと人差し指で使う中玉タイプ親指で転がす小玉タイプがあります。現在の主流は親指で使うタイプです。
ロジクール MX ERGOのメリット・デメリット
トラックボールのロジクール MX ERGOと通常のマウスを比較してメリット・デメリットについて見てみましょう。
メリット
どこにでも置ける
マウスと違って本体を動かして操作する必要がないので、設置スペースを選びません。マウスパッドもいりません。ワイヤレスなので、ベッドに寝転んで使ったり、ソファに座って膝の上にトラックボールを置いて使うことができます。疲労感が少ない
水平と20°傾けた2段階のポジション調整ができます。本体に底面にマグネットバーが付いていて、それが金属プレートにくっついている構造です。トラックボール全体を持って手首を内側にひねると、水平ポジションできます。水平ポジションは普通のマウスのような持ち方に近いです。同じように手首を外側にひねると、20°傾けたポジションにできます。かなりしっかりとマグネットで固定されているので、不意にポジションが変わってしまうことはないと思います。細かい作業もできる
感度切替があるため、細かい作業もしやすいです。好きな感度を2種類登録でき、ボタン1つで瞬時に切り替えできます。
デメリット
メンテナンスが必要
定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスといっても、難しいことはなくボールを外して、軽く拭くだけです。ボール本体と支持球と呼ばれるトラックボール本体側にある白いパーツにたまったホコリを取り除きます。
なんとなくボールの転がりが悪くなってきたなと思ったら、ボールを外して掃除してあげましょう。
慣れが必要
マウスのような直感的な操作はできません。はじめてPCを使う人でもマウスの操作方法に戸惑うことは、ほとんどないと思います。しかし、トラックボールは独特な操作感で、慣れるまではうまく使えません。特にドラックが難しく感じると思います。また、感度の設定もしっかりとする必要があります。通常のマウスなら、ゲームをする人以外はあまり感度の設定を気にする人はいないと思います。購入したまま使っていても、普通に使えるので、感度設定を変える必要はないですが、トラックボールは感度設定を自分にあった数値にしないとうまく操作できません。
左手では使えない
ロジクール MX ERGOは親指で使うタイプなので、左手で使うのは難しいです。使おうと思えば、使えるかもしれませんが薬指か小指で使うことになるので相当難しいです。また右手で使うことを前提とした人間工学デザインなので、左手で使うことで本来の疲労軽減効果は得られないでしょう。
ゲームはNG
思ったところにピッタリとポインタを止めることができないので、ゲームには不向きです。RPGなど正確で素早い動作が必要ではないゲームでは使えると思いますが、FPSで使うのはまず不可能です。ロジクール MX ERGO vs ロジクールM570
同じくロジクールから発売されているM570と比較してみましょう。
M570は単三電池1本です。最長18ヶ月の公称バッテリーライフです。エネループのような充電池が使えます。1年以上のバッテリーライフがあるので、エネループを使うのはコスパがあまり良くないです。普通の単三電池を使ったほうが安上がりになります。購入してから、電池交換が必要なことを忘れるくらい長持ちします。
デザイン
MX ERGOは、手のひらが接する部分はラバーコーティングがされています。滑りにくく、サラッとした感触で手に馴染みます。経年劣化でベタついてこないか心配ですが、約1年ほど使用しましたが、今のところベタつきは全くありません。トラックボールのボールのカラーはグレーメタリックです。全体的にブラックとシルバーで統一されているので、どんな机にもマッチします。
M570は本体はプラスチックにグレーメタリックの塗装がされています。MX ERGOとは違い、ややツルツルとした感触です。トラックボールのボールのカラーはブルーメタリックです。トラックボールのカラーがとてもキレイです。
バッテリー
MX ERGOは本体内蔵バッテリーです。最長4ヶ月の公称バッテリーライフです。USB micro Bで接続、充電ができます。M570に比べると少ないですが、十分長いので、特に気になったことはありません。USB Type-C搭載ではないのが、やや残念ですがそこまで気にすることでもないです。M570は単三電池1本です。最長18ヶ月の公称バッテリーライフです。エネループのような充電池が使えます。1年以上のバッテリーライフがあるので、エネループを使うのはコスパがあまり良くないです。普通の単三電池を使ったほうが安上がりになります。購入してから、電池交換が必要なことを忘れるくらい長持ちします。
ボタン数
MX ERGOは、8ボタンです。一番の違いは、ティルト機能付きのプレシジョンスクロールホイールです。M570には、ティルト機能がないので、水平方向へのスクロールや機能の割り当てができません。マウス形状やボタン配置は標準的なので、トラックボールの操作感にさえ慣れてしまえば、普通のマウスと同じように使えるようになります。
M570は、平均的なマウスと同じく5ボタンです。ネットサーフィンをするだけなら特に不便は感じません。人差し指で押せる進むと戻るボタンが便利です。MX ERGOと違い、ボタンの形状が区別されていて、奥のボタンが、せり上がっていて押しやすくなっています。このボタンはMX ERGOよりも優れています。MX ERGOでも導入して欲しかったです。
どっちが買い?
スクロールホイールの質感と感度切替ボタンの有無が一番の違いです。
どちらも、少しクリック感があるタイプのスクロールホイールです。
M570のスクロールホイールは、プラスチックをラバーで覆ったタイプです。ラバーには溝がなくツルツルしています。使い込んでくると、さらにツルツルになり、かなり滑りやすくなります。また、MX ERGOと比べるとスクロールホイールの回転のなめらかさに欠けます。
MX ERGOのスクロールホイールは金属製で溝のあるOリングのラバーが巻いてあります。そのため、非常にスムーズで高精度な操作感があります。ティルト機能があるため、M570と比べると、やや左右にブレる感じがありますが、誤作動もなく問題ないと思います。
スクロールホイールを多用する人はMX ERGOがおすすめです。
初めてトラックボールを使うなら、M570がオススメです。価格がMX ERGOの半額くらいですし、トラックボールを試してみたいという人には購入しやすいです。トラックボールの操作感がどうしても馴染まなかったとき、MX ERGOの出費は高く付きます。
他にも安いトラックボールはありますが、ロジクールは保証期間が長くサポートがとても良いです。以前、別のロジクールのマウスが故障したとき、保証期間内だったので本体ごと新品に交換してくれました。
MX ERGOの最大のメリットは感度切替です。小型トラックボールは、手動でカーソルの移動量を調節するのは難しいです。しかし、感度切替によって移動量をコントロールしやすくなります。普段は高い感度にしておいて、細かな移動を必要とする際は瞬時に切り替えできます。切り替えボタンはボールのすぐ横に配置されているので、簡単に切り替えができます。
やはり高いだけあって、MX ERGOのほうが各パーツの精度が高いです。精度の高いパーツは操作感が良いので比べてしまうと、M570が劣って見えます。
予算に余裕があり、やや大きめのサイズでも大丈夫ならMX ERGOがおすすめです。
どちらも非常に良いトラックボールです。購入してデスクの上からマウスの設置スペースを無くして、スッキリさせてみませんか?
どちらも、少しクリック感があるタイプのスクロールホイールです。
M570のスクロールホイールは、プラスチックをラバーで覆ったタイプです。ラバーには溝がなくツルツルしています。使い込んでくると、さらにツルツルになり、かなり滑りやすくなります。また、MX ERGOと比べるとスクロールホイールの回転のなめらかさに欠けます。
MX ERGOのスクロールホイールは金属製で溝のあるOリングのラバーが巻いてあります。そのため、非常にスムーズで高精度な操作感があります。ティルト機能があるため、M570と比べると、やや左右にブレる感じがありますが、誤作動もなく問題ないと思います。
スクロールホイールを多用する人はMX ERGOがおすすめです。
初めてトラックボールを使うなら、M570がオススメです。価格がMX ERGOの半額くらいですし、トラックボールを試してみたいという人には購入しやすいです。トラックボールの操作感がどうしても馴染まなかったとき、MX ERGOの出費は高く付きます。
他にも安いトラックボールはありますが、ロジクールは保証期間が長くサポートがとても良いです。以前、別のロジクールのマウスが故障したとき、保証期間内だったので本体ごと新品に交換してくれました。
MX ERGOの最大のメリットは感度切替です。小型トラックボールは、手動でカーソルの移動量を調節するのは難しいです。しかし、感度切替によって移動量をコントロールしやすくなります。普段は高い感度にしておいて、細かな移動を必要とする際は瞬時に切り替えできます。切り替えボタンはボールのすぐ横に配置されているので、簡単に切り替えができます。
やはり高いだけあって、MX ERGOのほうが各パーツの精度が高いです。精度の高いパーツは操作感が良いので比べてしまうと、M570が劣って見えます。
予算に余裕があり、やや大きめのサイズでも大丈夫ならMX ERGOがおすすめです。
どちらも非常に良いトラックボールです。購入してデスクの上からマウスの設置スペースを無くして、スッキリさせてみませんか?